nonokusa note

2025年05月17日

ののにわの育み/2002~2025うつりかわり

野草をとり入れた暮らしをはじめて
「庭」とか「畑」という形のありように、よりとらわれなくなってきました

一般的な畑や庭の概念に
あてはめることは なくて

人それぞれに、それぞれの育み方があるように
畑や庭の概念も人それぞれのように思うのです

自然農の米作りと畑での野菜作りを、
5年間ほど 学ばせてもらったことがあります

その影響を多少受けていますが、
すべてあてはまるということではなく
自然農の要素をとりいれつつも
わたしたち流に育んでいるところです

わたしたちの育みの場で、
生物、植物の多様性と それらのかかわりあい、
体験からでてきたものを
ゆっくりと植物から教わりながら 歩みを進めています

他にも いろんな考え方を知りたくて
さまざまな 農を学びました

みんな違っていて みんな正解、みんないい◯

どれも興味深く、さまざまなやり方がありそれぞれに答えがありました

いろんな経験を経て
それが今 一番と感じていること、自分に合うことが その人にとっての今の正解であり
その時々で答えは変わっていきます

自分にとっての答えを見つけていくだけ

自然農一つにとっても それは「農法」ではなくて
それぞれに自然農はあると言っていいと思います

自然農は、
他を否定しない、草や虫を敵としないところが 特に 気に入っています

草は一度に刈るのではなく少しづつ
刈らずに残したところと
刈って重ねたところは小さな生きものたちの居場所となります
そして めぐりめぐって土にかえり養分となる
枯れ葉や落ち葉、生きものたちのいのち、微生物、菌たちが重なり
土にかえりめぐりめぐる

日々 田畑に応じて 模索しながら、 植物と対話しながら、やっていけばいいかなと
自分なりのやり方を、草に教わる日々

ののにわ は、
野草、草花.果樹、木々、野菜 がわけへだてなく混在しており
うまく共存しつつ、 根っこワークで助け合いながら お互いに変化していく 育みの場です

先人たちの声にも耳をかたむけながら・・・
この場所で 腑に落ちたことをののにわ流に育んでいます

植物とのかかわりあい、体験からでてきたものからゆっくりと・・
頭で考えるのではなく 実践あるのみです

ののにわづくりには時間がかかります
そして、きっと 完成はないのでしょう

簡単に答えはみつからないけれど、
自然の絶妙なバランスをみながら 日々発見と驚き、感動の毎日です

わからないからこその楽しい庭づくり

まだまだ模索中ですが、
植物の声をききながら まっすぐな気持ちで
畑にたとうと思います

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庭であり畑のようで森のような 「ののにわ」の うつりかわり
2002~2025
ふりかえってみました◯

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2002年
独立し、フリーで植物の仕事をしている頃
土にもっと触れたくて、植物を育てたくて、
土地付きの一軒家を借りて 無農薬で 草花を育て始めました.

砂利と大きな石がごろごろしていて
何も生えてなくて堅かった土地でしたが
すぐそばに土があること、 それがとてもうれしくてなりませんでした

草を生えっぱなしにしていたら、土がゆっくり肥えていっていることに その頃 気がつきました

2005年
植物のお店をオープンして お庭で育てた草花も店頭に おきはじめました

2006年
重度の椎間板ヘルニアになり 即手術(病院で診てもらった翌朝)を勧められました (hi)
それ以来、病院には行っていません
以前より自然療法に興味を持っていたため、枇杷の葉治療を選びました
それから 三ヶ月くらいですっかりたちなおり、
その経験から、草に興味をもちはじめました
育てている草花のとなりに 植えてもないのに生い茂る、たくさんの野草たち.
その底力たるや.

身近な草を意識しはじめ、学び始めました

2008年
もっと たくさん育みたいという気持ちがあふれ、より広い土地つきの古い一軒家にお引っ越しをしました
ここには なにも植わっておらず、 またもやカチコチの土でした
しきつめられていた除草シートとコンクリートをはがすことからはじめました。
御神木にと 一番最初に植えたのはもちろん枇杷さまでした
他にも
ブルーベリー、すもも、ユーカリ、ミモザ、無花果など、、 たくさんの木や草花を植えました
徐々に花が咲き、草が生え、生きものたちがきてくれるようになりました
ますます育てるよろこびと、日々変化する季節を感じることができました
草と生きものたちが、大地を育てていくことを体感しました

このころから、虫や生きものたちにたいする感情にも変化がおきはじめました
小さな小さな生きもののいのちが 愛おしくなっていきました

2011年

自然農と出逢い
糸島の松国学びの場に通いはじめました

学んでいくうちに、「草を生やしていたら土が肥えてきた」という2002年のできごとと、つながっていきました
それと同時に野草への思いは尽きず、ふたりで野草を学びに、阿蘇や熊本に通いました

それからしばらく経って 体調がくずれたため
野草のお茶づくりを始めました(gen)

自然農と野草を同時にはじめて、 それがよかったのか
育てている作物の傍らに 植えてもないのに、刈っても刈っても出てくる草に惹かれていきました
もちろん育てている草花木も同じように愛しんでおりました

2012年
糸島にて、自然農の田んぼと畑を借りて、米づくりと野菜づくりの学びを深めていきました
野菜や米のつくり方というより、自然農は生き方の哲学のようでした

野草茶を研究し、 とり入れて一年位経ったときに体の不調は元に戻りました
それ以上に慢性的に 患っていたいくつかのものも いつの間にかクリアになっていたのでした

2013年
野草を学んでいた 阿蘇薬草園の井澤敏さんから阿蘇伝来の原種のトウモロコシ八列早稲の種を10粒いただき育て始めました
同じく学んでいた 熊本の崇城大学教授の 村上光太郎さんから メナモミの種をいただき育て始めました

2014年
その頃、自宅すぐ隣の空地の木々が移植され 平地となり、そこを畑として借りれることになりました
日当たりがよいこの地は、ハーブや紫陽花、木々などさまざまな 草花がよく育ちました
もちろん野草天国でした

庭から木々と蔦のアーチの下の小さな橋をくぐって畑へでる毎日でした
アトリエの窓からは、色とりどりの花々が見えました
そこは わたしたちにとって まるで秘密の花園のようでした
自然に生えてくる野草も同じように大切に 育みました
ここに生えている草と山の畑でお茶をつくりはじめて、より身体が変わってきたのを実感できましたし、
欲しいと思った草が次々に生えてくるのもこの畑でした

2015年
お山にも育みの場をもちたいと考えていたら、ちょうど土地があいているから借りないかと話をいただきました
とても気持ちの良い場所で 森から流れる川があり、たくさんの水が流れてきます
空と山、森と川に囲まれたこの場に草木を植え始めました

2016年
野草の活動に力をいれたいと考え 自然農をお休みすることにしました

2020年
秘密の花園を立ち退かないといけなくなりました
植物をどこに移植しようかと考えてあぐねていましたら、
ちょうど 話をいただき、近くのお山を貸していただける運びとなりました。
夏の暑い中、何度も往復して、植物をお山へ 移植しました。
こうして お山の一角を二カ所も借りることになりました

それからまもなくいのししさまに 植えた草花を ほぼ 掘り返されてしまうという
いのししさまの洗礼を受けました

土とたわむれる日々は続きます

わたしたちにとっては 庭が家の一部であって
家(建物)よりもそこに生えてる草木(庭)に愛着があります

いきものたちも含めて ここが好きになっていきました
草に助けられている毎日でした

2021年
八升豆(ムクナ豆)の種(豆)を自然農仲間から分けていただき種つぎして育て始めました
多品種を少しづつ、草と共に野菜も
共栄する畑を との思いで混植えをしていきました

2022年
岡本さんの自給農や赤峰さん、奥永さん,赤峰さん の循環農法を学びました
吉田さんの 菌ちゃん農法やパーマカルチャーも気になって少しだけ・・
どれもすばらしいなと感じました

2023年
里芋や生姜、玉ねぎ、豆類、じゃがいも、さつまいも、少しの葉物を育て始めました

2024年 野人ムーさん(大塚さん)の 農 (協生農法)を知りました
自分がやってきたことと近くて肯定してもらえたような気がしました
自分と同じような育み方の人が今まで いないような気がしてました・・

人それぞれ違うので ある意味では、それは当たり前のことではあるのですが
それが
「自分はこのままで、自分流でいいのだな 」とやっと 思えるようになりました

以前から 野草や草花、果樹にほんの少しの野菜が混在していて共存しているのが理想にしていました
農の学びが深まるごとにわからなくなっていましたが
「このままでいい」という気持ちになれたのでした

うねうねした曲がった畝たてをし、野菜を育て始めました
曲がった畝はずいぶん前からつくっていましたが、それでいいなという気持ちで・・

もちろん うねうね畝は、自分が大変になるだけです
草刈りも収穫も ・・

ただ、森にまっすぐな線はないですし、生きものたちもうねうね畝のカオスの方が楽しそうに見えました
なんとなくふんわりと まっすぐな畝も作ってみたりしました、、.

子どもが泥団子作って遊んでいるような感覚.
いつも宝探しのような気持ちで畑にたっていました

もちろんその お野菜が食べられればうれしいのですが、
野菜が種から土におりて、茎、葉を伸ばし花が咲き 種になる
そのいのちのめぐりを楽しみたい

大事にしてることは、楽しむこと、
無理しないこと、多品種を植えるようにしてたくさんの生態系を作ること、
生きものたちをできるだけ大切にしたいこと、頭を柔軟にして臨機応変に応じていくことを
意識しているところです

今まで ずっと草花と木々に野草、果樹でしたが
やっと野菜が加わって
すべては野の草と思えて、足並みがそろった気持ちでいます

そして
2025年

田んぼをしたいなあと思っていたら 借りれることになりました
2畝くらいの小さな田んぼです
水が豊富で川が流れており、田んぼから上に家が建ってなくて1番いい水が田に流れてくるところです
こちらの管理も任されるようになりました
野草の宝庫で宝の山のように思います

草花も木々も野草も野菜たちも
わけへだてなく
同じような気持ちで対峙する ののにわ

わくわくな気持ちでこれからも畑にたちたいと思っています
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ののにわの日々の様子はインスタグラムに載せています
@nononiwa









これから借りる田んぼです 2畝
ちょうどいいサイズ!

ののにわからのお野菜、野草、草花を 日々の暮らしにおりまぜていただいています

 

2025年05月17日

ののにわの生きものたち


ののにわの生きものたち

2008年に 小さなお庭付きの一軒家から 庭が広い古い一軒家に引っ越しをしました
そこに猫が遊びにきて、猫との暮らしがはじまりました

ちょうどその頃から、草と、生きものたちと、より近づいたような気がしています
小さな虫を観察し、いとおしく感じるようになりました
草に近づくと、生きものに近づけました


うちの猫 さらべえはお庭が大好きで 毎日「外に出して」とせがみます
風に吹かれて アーシングしたり、草(主にイネ科)を食んだりして気持ちよさそう

空を見上げることも好きな様子です

もう一匹のまるこは、おうちが大好き
草だけ持ってきて とせがみます
草は毎日欲しているようです◯


植物や土と、切り離すことのできない生きものたち

小さな生きものや菌たちのおかげにより 植物も人も存在していること

そのおかげで花が咲き、実を結び、果物が実り、野菜ができる
小さな生きものたちのお陰で、土は肥えていく
生きものの亡骸 も土になり循環していく

日々 畑にいると
いろんなドラマがあります

てんとう虫や蟬の羽化 、
蟷螂が蟬を狙って食べる様子、
蛇が蛙を食べにきたり
蜘蛛がバッタをしとめていたり、

鳥やバッタが猫にやられたり、
鳥が弱っている蜜蜂を狙ったり、
スズメバチが蜜蜂を攻撃したり、
もぐらや ネズミが玄関先に置いてあったり

猫が蛙やバッタ、蟬 を追いかけたり

カブトムシが家の中に入ってきたり、

アライグマと窓ガラス越しに目があったり

扉を開けたら そこに猿や狸、アライグマや穴熊がいたり

アナグマが どんぐりを食べていたり
土を掘り返してゴソゴソと何かやっていたり

鉢を持ち上げると 蟻やゲジゲジが慌てて逃げたり、

蜘蛛が網を美しくかける様子や、蜘蛛の網にいろんないきものがとらえられていたり
とらえた獲物を大事そうにする様子とか、

蝶々やカナブン、カタツムリが愛し合う様を目撃したり
カタツムリがヒルにやられていたり、

てんとう虫が 生まれていたり 、
生まれたての斑点がだんだんくっきりと形になってくる様子や

カマキリやバッタが車に乗り込みついてきたり

蟹がいたり

アブラムシ が背高泡立草についていたり 、

桔梗の花には同じ虫ばっかりくるし、

水仙を毎年お家にしている バッタがいたり.
水仙花の新居に恋人を連れてきてたり

かたつむりの恋を目撃したり

スズメバチもアシナガバチもいますが
こちらが手を出さない限り攻撃してきません

体が青くて羽が黒い蜻蛉は、わたしの動きにあわせて ふわっと舞うように飛びます

ミミズは
出てきたらありがとうと言います
スコップでミミズを痛めないように気をつけています

アリンコが種を巣に 運んでいたり

蛇が木の上の鳥の卵を食べたり、

畑作業をしているとすぐそばに鳩がつがいで地面の虫か何かをついばんでいたり・・・

ジョウビタキのメスが、10月から3月までずっといました
お尻をふりふり、わたしの周りを飛び回ったり、、


植物との毎日は生きものとの毎日

隣の敷地に畑を借りていて、いろんな草花を植えていました

そこの畑との境に水が流れていて蛍が生息していました

蛍の季節は毎年庭で蛍鑑賞をしていました
窓からは、窓にとまった蛍のお腹を見ることができました

2022年、畑がコンクリートで埋められて 蛍はいなくなりました

畑に植えていた植物たちの一部を山へ移植しました
そこへ猪がきてほぼ掘り返してしまいました

木々や草があると
朝、鳥の声に癒され、晩は蛙や 虫たちのオーケストラ、大合唱を聴きながら眠りにつけます
いきものと草と隣合わせが心地よく感じる日々です

ここには 生きものたちがたくさんいるけれど
田舎とか山の中ではありません

草を生やしているお庭なので、生きものが好んでやってくるようです
どうやら うちのお庭が好きみたい

ぐるりと循環する様子を肌感覚で感じています

現代社会では、虫やいきものを遠ざける傾向にあるように思います

怖い、気持ち悪い、とかいう気持ちもわかります
わたしも幼い頃は苦手な虫がいました

好きな虫でも、大量にいたらこわいかもしれないと思うし、好きになれない虫もいます^^
人それぞれなので、こわいものはこわいだろうと思う.

でも 自分がそうだったように人は変わるものだな、とも思います

ひとつ確かなことは、

畑やお庭づくりで
不思議と 虫で困ったことが今まで一度もありません

困ったような現象を困ったととらえないだけなのかもしれませんが
・・・

多品種を植えていて 野草もたくさんの種類が生息しており
菌の種類も多いと思います
それぞれ生きものたちは、好きな草が違ってて 奪い合うことはないように思います

一種類だけが大量に出てくることもほとんどありません

放っておくと勝手に循環しているのかもしれません

花を食べられていることはあったとしても
全部やられてしまうことはありませんでした

ミモザがミノムシだらけになったことも一度ありました・・・
スモークツリーが毛虫に全部やられたこともありました
それを困ったといえば、困った、と言えるかもしれません

ただ、それらの毛虫は他に移動したりはしないのでした
放っておいてもこれ以上増えることもありませんでした

剪定したり放って置くだけで
ピカピカに生まれ変わることができました

クリスマスホーリーは毎年毎年真っ黒くなっていて
病気かなあと思っていましたが そのままにしていたら
10年目でピカピカになり 生まれ変わったように元気になりました

何にもしていなくても
自分自身で元気になる力を持っているように見えました

人が急いで解決しようとしているだけなのかもしれません
植物のサイクルはゆっくりだし
病に見えることも必要なことなのかもしれません

人も植物も同じだなと思いました
自然に よくなるように、できている

一つ一つ目の前の現象が学びとなっています

環境によって、目線によって
置かれた立場によっても 見え方がかわります

草まわりのいきものたちと すべてはつながっているのだと
感じています

花も草木も いきものにつながっていて
いきものは自然とつながっていて
自然とは生きものである

花が咲くことも背景にいきものの営みがある
そう思えたら、植物が好き ということは いきものもひっくるめてのこと

草花を育くむということは 生きものを育むことにつながっていきます


日本蜜蜂との暮らしは2019年からはじまりました
https://nonokusa.net/note/?page_id=3248

日々、巣箱へ花粉団子をつけてかえる様子はとっても可愛いです
蜜蜂からも教わる毎日でした

2024年から借りている山の畑で野菜づくりもはじまりました
草花、果樹、野草、木々の中に野菜がある感じです
野菜だけを育てようとしていなくて 多種が混在している中に野菜があります
ピーマンにはピーマンにしかこない虫がいますし、
原種のとうもろこし「八列早稲」は猿が一本だけ食べていました
猪もいます

バッタ、蜘蛛、蛙、鳩、カラス、いろんな鳥に虫、ミミズ、蛇、カナブン、蜂 ぶよ、あぶ、蟻、カマキリ、トンボ、モグラ、、ネズミ、
みんな生きていくことに前向きで 真剣に見えます

山の畑にはできる限り多品種を植えて 生態系を作りたいと思っています

鳥を呼んで、虫を呼ぶ
糞を落としてくれる彼らを味方にして・・

街中の小さな自然でも、山の畑でもたくさんのいきものと草との毎日は
「生きる」ということを教えてもらっています

2025年04月20日

ののにわと日本蜜蜂



.2019年の春から

日本蜜蜂と暮らしています

2019年

4/20に巣箱設置しました

金稜辺で誘き寄せ作戦を・・

そうすると

設置3分後には一匹の蜜蜂が!

念入りに巣箱中偵察し、その2日後から大群の日本蜜蜂さんが巣箱に入ってくれました・・・

こんなことはめずらしいことのようです(すぐに偵察にきて、巣箱がいっぱいになること)

そうして、始まりました

日本蜜蜂との暮らし.

ぶんぶんと

羽音がきこえる毎日

いきものの

声でいつも庭がにぎやかで

庭の草木も花も

ぶんぶんという羽音に呼応しているかのように

生き生きとして見えます



「おはよう」

巣箱の近くに座って

手のひらを出して朝の ご挨拶。

蜂さんもある程度 覚えてくれているかのようです

蜂さんは、

わたしの顔の前を真上に上がってせっせと蜜源へ。

たくさんの花粉団子を脚につけてブンブンと

大きなわたしの体をうまく交わして巣箱の中へ。

手を出したり顔近づけたりしても

滅多に 刺されることはありません・

とっても穏やかな性格です

こんなに穏やかなんだ、、!!

と一緒に暮らしてから知りました

日々、蜂さんから教わることたくさんです

「蜂はこわい」

って

そういう認識が世間にはあるように思いますけれど・・・

大きな誤解だと思う

スズメバチですら、、お庭をすごい顔して飛んでいる時は

少しこわいけれど(顔、体つきがいかつい・・)

滅多なことでは刺さないように思います

時々、バキバキバキバキ!!って威嚇されるけれど、、、

その時は「ごめん!」と言い放って逃げます・・

いきものと人との ルールが本来はあるように思う

もちろん巣箱を壊そうとしたり

蜂さんを攻撃したりするような素振りをすると刺されるのかもしれません

真っ黒い服を着て

わあっと脅かしたら

もしかしたら刺されることがあるのかもしれません・・・

蜂さんは

巣を守るため

全体を守るために

必死なのです

刺したら蜂自身がしんでしまいます・・・

身を守るため、というより全体を守るため

女王を守るため

蜂さんは闘います


「日本蜜蜂は全体で一つの生命体」

これまでも何度かそういう姿を見てきました

秋、スズメバチが巣箱に襲いかかってきた時も

全体でスズメバチを取り囲んで熱で撃退したり。

羽を一斉にばたばたばたぶおんぶおん、、と

広げて大きく見せたり。

自分が農薬におかされたら、巣には決して戻りません

巣をよごしてしまうからです

少しでも花についてる 殺虫剤なるものにふれると、巣にはもどらず、

全体に迷惑をかけないように 巣から離れたところで もだえ苦しんで息をおえる。

何度も見たことがあります

ときどき

カマキリが狙っていたり、

蜘蛛や鳥が蜜蜂をたべているのにあうこともあります

多少の犠牲をはらってでも

つぎの世代につなぐために一致団結している日本蜜蜂。

昔からDNAにくみこまれているのでしょうね。

いきものたちの関わりに

口や手はなるべく出さないようにしています^^

・・

昨年は、分蜂も見れて大興奮しました(4月ごろ)

ずっと張り込み^^をしていて(庭の巣箱近くで仕事をしながら)

今か今かと待ち構えておりました

ぶんぶんという数、音が大きくなりたくさんの蜂さんが空に舞い、

その時にも近くにいて手を出していましたけど刺されませんでした

一匹 手に乗ってきた蜂さんがいました

その時は 一瞬焦ったけど

「きっと大丈夫」 そう思って手に乗ってきた蜂さんをじっと見ていました

(顔なども覆っていませんでした。脅かしたくないので白い服は着ていました)

手にのってきて 大きな人間を偵察していたのかな・・


空に舞う大群の蜜蜂さんたちは

南京はぜの木にみるみるうちにぶら下がって

その群はかたまりを作り始めました

大勢です。

何匹いるんだろう。何千匹?何万?わかりません・・

女王様を取り囲んで次の場所に行くまでそこにいるのです

かたまりになって飛んで次の場所へ行くのを見届けたかったけれどそれは叶いませんでした

巣作りに適した場所を探し求めて偵察隊が女王に知らせるといっせいに旅立ちます

かたまりは次のあらたな場所へ。

お庭の巣の中で産まれた

女王候補たちが何匹か育っていて、その中の一匹が女王蜂になった後に

毒針で他の候補を全てころして

新しい女王蜂になるそうですね・・・

おそろしいとか、いうのではなく

全体で一つの生命体なのでしょう・・・

次の女王が巣を守ります

植物たちも蜜蜂のおかげで

果実が

実ったり 野菜を頂けたり.

人も

蜜を分けてもらったり・・・

日本蜜蜂と

暮らすよろこび

たのしみ

いろいろと

養蜂でいつも

お世話になっている、jbeefarm さんに

色々なことを教えていただいていますし

蜂さんからも教わること多いです

jbeefarmさんは

日本蜜蜂を育てるひとを増やしてともに

環境のこともかんがえたいとのこと

蜂がいる世界にしていけば、よき世界になるのでは・・・

蜂と暮らすひと、ふえれば、世界の景色がかわる、という思いで

活動をされています。

蜜蜂がいなくなると、ひとも存在できないのです



一匹の日本蜜蜂が一生かけてあつめる蜂蜜は

たったティスプーン一杯

一匹の日本蜜蜂の一生は、約一ヶ月(働きバチの女の子)

(女王はもっと長生き)

わたしはもったいなくて

本当に少しずつ少しずついただきます

一滴も残さないように大切に大切にいただきます

花粉団子を両足に丸めてつけて巣に帰る蜂さんのこと

スズメバチとみんなで闘ったり

たくさんの外敵から 巣を守ったり、巣作りをしたりする蜂さんのことを思いながら・・・

蜂さんの仲間は1億年前から(恐竜時代)からいたそうですよ

植物が子孫を残すために 「花」とう仕組みを改良していたころから・・

栄養たっぷりの花粉と花蜜は虫を引き寄せ、そのついでに

おしべの花粉をめしべにつけてもらいました

蜂さんの体の毛がとても役にたったのです

虫さんにとっても植物にとってもいいことだったのでした

蜜蜂や虫のおかげで花は美しくなりました

これまで蜜蜂と植物の協力関係は続いています

蜜蜂や虫のおかげで作物は実り

お野菜や果物が人々にいきものたちにももたらされています

巣箱には一匹の女王蜂とたくさんの働きバチ(メス)雄の蜂が少し(体が黒い)います

日々働き蜂の若い女の子がおうちのお掃除や

お部屋を作ったり幼虫にごはん(蜂蜜や花粉)をあげたり お世話をしたりしています

すこしおうちで働くと 外で出かけていきます

内勤は若い衆。

中でおしごと(幼虫のお世話、配給係、六角形の巣をつくるひと)

外へ行くのはリスクがあるのでおばあちゃん蜂だっていいます。。

足に花粉だんごをもりもりつけてかえる蜂さん、

口に蜜を含んでかえる蜂さん、

門番、風をおくる蜂さん

うろうろとさぼっているようにみえる蜂さん

いろんな役割分担があります

行動範囲は半径約2キロ!

たくさんの種類の花から花に旅して 花粉や蜜を集めてきます

美味しい花を見つけたらみんなにダンスで場所を知らせます^^

1日に500もの花から花へ移動して 授粉のお手伝いをしています

日本蜜蜂は、

百花蜜と呼ばれていていろんな花花から蜜を集めてきます

巣箱に戻る蜂さんを見ていたら、花粉団子の色が様々です。

濃い橙のような時もあり、薄めの黄だったり。。。

お庭の房藤卯木や、ヤナギバグミ、たらの木や南京はぜなども人気だったなあ・・

樹木の花とか

けっこう地味な花が好きみたいです

季節によって採蜜した蜂蜜は味わいが違うからおもしろいですよ.


女王さまは、1日に100個も卵を産むそうですよ

蜜ろうで作った六角形のお部屋に産んで、そこで育った蜂さんは働き蜂になり

そこのお部屋を再利用して蜂蜜を溜めています

雄の役割は、ただ一つ 。

女王さまと交尾すること 。

交尾をするとすぐにしんでしまうそうです・・

交尾しなかった雄は秋になったら巣から離れていく(追い出されるのかしら?)とのこと

女王はひたすら卵を産む生活。

かわいそうとかではなく

やっぱり蜜蜂はみんなで一つの生命体なのかな、と感じています

蜂とにんげん

本来はずっとおともだちで、協力関係にあって

人との関わり合いもDNAで引き継がれているのだろうなあと思います

ひとと蜜蜂の関わり合いは、8000年前にも遡ります

大昔から人と蜜蜂は共生してきたのですね・・


2021年 11月の中旬

お庭の蜂蜜を採蜜しました

上から二段をいただきました

たくさんはとりません

冬を越すための蜂蜜は残しています・・

安全な場所を提供する代わりに少し蜂蜜をくださいね

ということなのだそう.

そうやって昔から蜜蜂を大切にして共生してきた人々がいました



ののにわの蜂蜜は

全て非加熱、濾過したのみです・何も付け加えていません

非加熱は生きているので発酵します

涼しところで保管してください

ぶどう糖が多いと結晶化します(白っぽく固まる)

が味はとっても美味しいです

問題はありません^^

日本蜜蜂の蜂蜜は西洋蜜蜂と比べてたくさんはとれません

ミネラル、酵素たっぷり、殺菌効果もありますので、風邪や感染症などにも効力を発揮するのではないかと思います

蜂さんを見つけたら

あたたかく見守ってあげてください

こわがらないで深呼吸してください^^

そっとしてたら大丈夫だと思います

本来、人を刺すのが仕事ではありません

滅多なことでは刺しません.


野草と日本蜜蜂はつながっています

お庭、畑は自然農的な育みをしていますが

(耕さず、虫と草を敵とせず)

一度も虫で困ったことはありません

もちろん虫はきていますが 虫がいるからこその花であり草であり

果実です・

育んだ草花も、自然に生えてくる草もどちらも大切で

多種多様性 共存しているお庭です

虫がきて一気に食い荒らすことはありません.

農薬をかけず肥料を与えずやってきて 虫で困ったことが一度もありません

虫の居場所をつくること、循環をこころがけて手をかすこと。

日の光をいれること。

虫がいる木をみても その木が回復するのを信じること。

長年いろいろみてて、木の病気 木の本来もつ力で回復できることがほとんどのように見えます

その木には、自分自身の力でよくなるという遺伝子がくみこまれているように思うのです。人と一緒で病気がよくなる力を潜在的にもっているのだと思います。

そういうことも蜜蜂と密接につながっているように思います...

日本蜜蜂さんの集めてきた蜜。

大切に召し上がっていただければうれしいです

日頃お世話になっている大切な方へ

お分けできることがとても嬉しいです

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(インスタグラムで#つむぎ畑と日本蜜蜂で動画が出ます

@nonokusa___

(キンリョウヘンに一匹の蜂さんが偵察に来る様子や 分蜂の様子、手に一匹の蜂さんが乗ってくる様子など掲載しています)

いろいろ学びながら蜂との暮らしを楽しんでます。

・・・・

感謝

JBfaarm

よしさん

蜂仲間たち



つむぎからのの艸に
活動名が変わりました
(2023立春〜)