富良野自然塾へ行ってきました
- 2011.10.13
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先日、富良野自然塾の講義をうけてきました〜。みっちり、3時間。
とても有意義だった。今まで受けた授業の中で一番楽しかった。
まず木の話、空気、水の話。森の話。
息を止めてみる。苦しい。。
空気がないと、、生きていけないわたしたち。
その次に必要なもの。水。
その水はどこからきている?ひねった蛇口から?
いいえ。森から。。。森からきているのです。
「木」というと、人間は幹を見る。
経済につながる部分を見てわたしたちは木を見てきたという。
大切なのは葉っぱ。
葉っぱが雨を受け、ゆっくり地面へと・・
ふかふかの落ち葉が蓄え、ゆっくりと川へ流れ海へ..
蒸発し、雲となり雨をもたらす。
循環。
目の前からなくなると、その後どうなるのか、どこへ行くのか、、、なんて普段は意識しない。
豊かな森がわたしたちの命をつないでいる。
豊かな森は葉っぱと大きく関わっている。
わたしたちは、酸素をあげたり、もらったり。。しているのだ。
富良野自然塾では、葉っぱを増やそうと、、しているとのお話。
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これは地球の模型。
直径1メートル。約130万分の1の模型。
内核6000度 外核3000度。地球表面の地殻はこの模型ではなんと1mm!
大気の層も1mmとのことでびっくり。
地球の中で岩は動いている。
そのことも普段意識していない。
地震がいつおこってもおかしくはないのだ。
何が起こっても想定外ということはいえないと思った。
月との距離は直径1mの地球と考えると100m先にある。
太陽は??なんと21kmも先!!
それでも毎日、私たちは太陽のぬくもりを意識する。
太陽との距離、月との距離、磁力、引力、地球が傾いた角度。。
すべてのバランスが、、奇跡のような話。
そう、地球は奇跡の星。
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この写真は、地球は平らにして、たたみ2畳分に表したところ。
みんなが知ってるように7割が海。
黄色が砂漠。濃い緑が熱帯雨林。熱帯雨林は野生生物の宝庫。
赤くなっている部分の面積が一年でなくなっていっている森。
このままでいくと、120年で森はなくなってしまう。。という計算です。
木の輸入は、去年まで日本が世界一!今年は中国だそうです。
このたたみ2畳の地球だと、人類が飲める水はほんの一滴なんだとか。。。
わたしたち日本で一人の人間が使用している水の量300Lだそうです。
目に見えない、バーチャルウォーター(気付かないうちに使っている水のこと)を含めると。
例えば、牛肉100g食べたらシャワー90分出しっ放しくらいだそうです。。
牛を育てるのにもたくさんの水を使う。
そういう目に見えない水もある。
恵まれた先進国と、森は深く関わっているんですよね。。。
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さて、いろんな話をしたあと、地球の46億年を460mにした道を、歩いていきました
マグマの海から始まって、何千万年も続いた雨、雨、雨・・・。
海ができ、海洋生物が生まれました。
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200mくらい歩くとやっと24億年前。
全球凍結。
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また噴火。そして、また凍結。。。また噴火。。また凍結。。
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400mちょっとくらい歩いてやっと恐竜が現れた。
恐竜って1億3000万年も続いたのか。。。。。。すごいと実感。
最後の私たち、ホモサピエンスの時代。
え!?たったの2cm。。。え〜??2cm。。。20万年か。
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そして、現代。
産業革命から、急速に地球の環境が悪化。
それは460m歩いた地球46億年の歴史から考えると0.02mm。
髪の毛一本分もないのだそう。
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産業革命以降...人口が100年で4倍に。
90億へ、まっしぐら。。
46億年の歴史を歩いたあと、植樹し、裸足で森を歩く授業がありました。
現代人は五感がにぶくなっているとのこと。
五感を鍛え、体感する地球の授業。
学校では絶対教わらないような、貴重な授業。
本当に楽しかったです。
もっと、もっと書きたいことがあるのですが、長くなったのでこのへんで。。
地球の歴史を歩いたあと、最後に
「地球は子孫から借りているもの」というアイヌ人の言葉がありました。
北九州にも富良野自然塾、来年できるそうですよ
そのときは、また行きたいです!!
富良野自然塾→http://furano-shizenjuku.yosanet.com/sub1.html
(記憶にもとづいて、講義のことを日記に書いたので、もしかしたら間違いがあるかも知れませんがお許しください)
- つむぎのひとりごと
- 2011年10月13日