桜の谷の活動について
2001年、
上毛町松尾山のお田植え祭 に出逢い、その帰り道に山の中腹370mのところにある棚田に出逢いました
真東からの海からの日の出が見え、棚田に水が入り輝く風景.
そこはご先祖代々守り継がれている 山伏が切り開いたという土地でした
松尾山の三社神社で行なわれる「お田植祭」は 田行事を舞う
水の神様を祀っているともいう
修験道の山.
ここ松尾山に山伏がいたころ、山伏たちが舞っていた祭り.
超人的な神通力を得るために、山の中で苦行を繰り返す修験者を「山伏」と呼びました
松尾山には、英彦山を中心とする「英彦山六峰」の一つに教えられる修験道場「松尾山医王寺」があり、
全盛期には36の坊(山伏たちの住居)が存在していたといわれています
明治維新の神仏分離政策により、松尾山医王寺は三社神社へ転換しました
明治5年には修験道が廃止され、
山伏たちの生活様式や文化はことごとく消滅していきました
そんな中でも「松会」だけが 氏子たちにより守り続けられたらしいのですが
大正時代には氏子数の減少により、「お田植祭」のみ執り行われることになりました
さらに昭和になると「お田植祭」の存続すら難しくなっていたようです
衣装を着て舞っていた小学生の通う 西友枝小学校もなくなり、学びの場は、「ゆいきらら」となりました
お田植え祭は、 今では昔ながらの貴重な祭事として福岡県の無形民俗文化財にも指定されています
山伏たちは山にこもって修行するかたわら、
加持祈祷や薬売りのため、檀家を巡り歩き、里人とも密に交流していたというので興味深く思います
薬とは、松尾山にある 草木のこと なのでしょう
お田植え祭は、豊前修験道最大の祭礼「松会」の中の一部として執り行われていた行事ということで、
松会という名前に
わたしたちとも ご縁があるように感じてしまいました◯
山伏が結びつけてくれたご縁なのか、
お田植え祭の帰り道に 美しい棚田に出会い、撮影をさせてもらったのがきっかけで、美しい棚田の風景、松尾山に通うことになりました
そこで出会った美しい棚田の主人、真田さんご夫妻のご先祖様は、代々米作りをされていて
最後の米作りを終えたその三日後に後に奥様の典子さんが亡くなり、、その供養のため正見さんが、1人で棚田の米作りを一年やり遂げた時、
ここに桜を植えたい、人が集ってほしいということをおっしゃいました.
常々、典子さんもそう願っていました.
その遺志を引き継ぐ流れで 2008年~2011年くらいかけて、福岡の有志を募り、 桜を200本 植えました
鹿に新芽を食べられないようにネットをかけたり支柱をしたり、若い桜を守りながら、、.
それから10年くらいの時がたち、
みごとに咲いてわたしたちを 迎えてくれるようになりました
人が集う 桜の谷の風景を 思い描いてから17年経ったのが今年、2025年.
幾度か桜たちも大きな病気にかかりましたが、 危機を何度か超えて大きく枝葉を伸ばし育ってくれました
たくさんの方々が集ってくださり
たくさんの想いを持ち寄っていただいています
ここの大地にはさまざまな記憶や思いが刻まれています
ここを切り開いた山伏、代々米作りを続けて来られた真田さんのご先祖の方々、
ここの主だった真田さんは この風景を夢見ていたのできっと喜んでくださっていることと思います
地元の方々もずっと協力してくださいっていて草刈りから炊き出しなどしていただいています.
地元の方の協力なしに続けてこれなかったかもしれません
また、久留米から 桜守りとして、剪定や消毒を一つ一つしていただいております
消毒には、炭やお酢で対応してくださっています
人が集まるエネルギーは、大地に記憶され
それがまた 桜たちに響き
また花を咲かせてくれることでしょう
ここに集えなかった方々も.思いをたくさん寄せてくださり ありがとうございます
草刈りは10月の第三日曜日を予定しています
花見と草刈りは、基本的にはセットになっています☺︎
もちろん草刈りからの参加でも歓迎しています
みなさんのお気持ちでここを維持、保全管理、桜の剪定、草刈り、病をお手当しています
お花見は、3月下旬か4月上旬の日曜日が多いです
一品持ち寄りか、一芸持ち寄りにさせていただいております
そのときの募金でありがたく維持しております
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ここであらためて、
募金先の振込先も記させてください◯
マツノオサンオウユウカイ
郵便局 記号17460 番号 93783621
店名 748 ナナヨンハチ 店番 748
みなさんのお気持ちで成り立っております☺︎
(こちらの金銭的な管理は、わたしたちではなく、松尾山桜友会のメンバーにしていただいております◯ そのため、わたしたちの 確認が遅くなることがあります)
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松尾山桜友会のホームページはこちらです
https://www.o-u-kai.org/
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baobab

ライブを聴いているところ
- ののくさ
- 2025年03月08日